三八

おしゃれな図書館と、おしゃれな音楽と、美味しい粉ものと

灯台下暗しのお楽しみスポット

みなさまお疲れ様です。かとぱんのいまさら青森紀行第二回は八戸市南郷地区。今回の舞台となる南郷地区も八戸市の一部ではありますが、2005年に合併した地区です。そういった側面もあるので、八戸市といっても独自の文化が根付く地域でもあるんです。

というわけで今回は、自分が住んでいる八戸市だからいつでも来れるし、といった具合に深掘りしてこなかった南郷地区のオススメスポットについてレポートしたいと思います。

おしゃれな文化が根付く町

さて、まずは南郷地区について少しだけ触れておかなければならないことがあります。それは、ジャズ。八戸の市街地から南郷地区に向かうと、でかでかとジャズの里なんごうという看板が見えるように、南郷地区は音楽のジャズが盛んな地域です。調べてみたところ、平成2年に地域振興のために南郷サマージャズフェスティバルを開催したことをきっかけに、現在も続いており、南郷地区の夏の風物詩となっているそうです。
私はジャズについてあまり知らないのですが、歴代の出演者にはガチのジャズ奏者の方も出演されているらしく、世界的なジャズのレジェンドが八戸市に住んでいるなんてニュースも見かけたりします。

青森県の自治体だけでなく、田舎の町や村はさまざまな地域振興を行っていますが、南郷地区のようにジャズのイメージが染み付くほど成功した例は珍しいのではないでしょうか。道の駅にはジャズの館という施設があるそうなので、興味がある方はその歴史を覗いてみるもいいかもしれません。

南郷図書館の居心地の良さ

そんな南郷地区のおすすめスポットを紹介していきたいわけですが、個人的な一番のおすすめスポットは南郷図書館です。観光地じゃないのかよ!と思われる方も多いかもしれませんが、ここがまたいいんですよ。

歴史の重みを感じさせる八戸図書館に対して、南郷図書館は比較的新しくておしゃれな建物です。本棚はゆったりとスペースをとって並べられており、リラックスして読みたい本を選ぶことができます。
そして最大の特徴は、静かにジャズが流れていること。読書をしていても邪魔にならないくらいの柔らかな音量で流れる音楽は、非常に耳障りがよく、リラックスして本を読むことができるのです。
もっと集中したいという方は、二階に行けば音楽は流れていないそうなので、勉強に利用したいという方はそちらの方がいいかもしれませんね。

たかが図書館、されど図書館。居心地が良いので、向かいにある道の駅との往復で一日中楽しめてしまいます。南郷に行った時はちょっと覗いてみるのもいいかもしれません。

南郷ならではの美味しいご飯

図書館で本を楽しんだ後はやっぱりご当地グルメですね。図書館のすぐ向かいには道の駅なんごうがあります。南郷が誇る、ジャズと肩を並べるくらい有名な名物といえば「南郷そば」です。私はそれほど歴史は詳しくないのですが、南部地方は冷たい季節風の「やませ」の影響で冷害に悩まされてきたとか。だから発展したのが粉ものが主役の食文化だそうです。
そんなわけでせっかくなので南郷名産のお蕎麦を食べようと道の駅に向かいました。

道の駅なんごうには、南郷そばを食べることができるレストランもありますが、今回は外で販売しているこちらの山菜そばを食べることにしました。

レストランのお蕎麦はたしか十割そばと書いてあった記憶があるのですが、価格帯も少々高めで、ちょっとしゃれたメニューが並んでいます。
そちらのお蕎麦も本当に美味しいのですが、予算に不安を抱える私は迷わず外のお蕎麦。ちょっと屋台っぽさもある簡易的な器に、シンプルな山菜そば。のぼりには二八そばと書いていたので、十割ではないようですが、これがまたシンプルで美味しかったです。
つゆは、どちらかというと家庭的な素朴で親しみやすい味です。麺は太めに切られており、存在感とそばの香りをしっかりと楽しむことができます。
そしてかけそばに100円プラスで、山盛りの山菜が乗ってきます。
大きく刻まれた山菜は、汁を飲み干すまで楽しむことができるくらいたっぷりで乗っおり、食感と味を最後まで楽しむことができました。
こんなに満足感のあるお蕎麦をなんと650円(ちょっと記憶曖昧)で食べることができるんです。青空の下で食べられるというのもポイントが高いですね。

そして、お蕎麦だけではお腹がいっぱいにならなかったという兄貴たちが向かうべきはこちら。道の駅の隣、図書館の向いにある「串もち」の看板が目印です。その看板のとおり、ここでは串もちが食べられます。

津軽出身の私が南部地方に来て驚いたのが、串もち屋さんの多さ。道の駅に行けば必ずといっていいほど串もちが売ってますよね。きっとこの串もちも南部の粉もの文化の象徴の一つなんでしょうね。

この南郷の串もち屋さんの魅力はなんといっても安さ。この物価高の時代に100円玉だけ持っていけば一本食べられるんですよ。しかも「安かろう悪かろう」ではなく、ふわふわもちもちの食感とボリューム、少し焦げて香ばしくなった味噌の風味で大満足できちゃうんです。
串もち屋さんによっては「じゅね味」などの複数の味がある場合があるのですが、南郷は味噌味の一種類だけ。この味噌味が本当に美味しいので、迷わず美味しいお餅が食べることができちゃいますよ。

もっともっと紹介したいものはあるけれど…

今回のいまさら青森紀行はいかがだったでしょうか?今回ご紹介したスポットは徒歩で3分以内で歩ける範囲なので、実はまだ不完全燃焼だったりします。夏はバンガローでBBQ、秋は青葉湖で紅葉、そして朝靄の館なんてスポットもあります。でも、まだ今は春。慌てるような時間じゃない。
もしまた南郷に訪れる機会があったら追加でお伝えできたらいいなと思っています。

市町村のくくりで見てしまうと八戸市なのですが、八戸市の中心部にはない魅力がたくさんの南郷をお出かけの候補に加えてみてはいかがでしょうか。

Written by 加藤友樹

津軽の鯵ヶ沢町に生まれ、現在は南部の八戸市で暮らしているライター。青森県から出たことないにも関わらず、まだまだ青森県を堪能したいと常に熱い情熱を注ぐ。